2015年02月26日
シャンデリア風?

ペンダントライト(ブログ記事)より先に作り始めたベルテント(Sibley 500)内部用の照明ですが、材料の選別や入手に時間がかかり、作るのもかなり大変でした。
本当は、もう少しレトロな雰囲気を目指したのですが、収納の問題、設置の手軽さ、使いやすさを優先しました。
そして、今回の製作目的は雰囲気を変えることもありますが、1泊の設営で、より簡単に取り付けできるのが目的です。
全体照明とテーブル用の照明が1個の取り付けで済むので時間短縮になりましたが、それでもこれまでの照明(ブログ記事)も捨てがたいものがあり、日にちに余裕があるキャンプなら以前の照明と併用したりなど、いろいろ組み合わせできると思います。
今回は製作中の写真はありませんが、良かったら出来上がりをご覧ください。

電球は外して収納します。

この箱は3個が丁度収まるスペースが車内にあるため、これに収まることは重要です。
電球以外に、テント内で使う雑多なものなど十分入る余裕があります。

ベルテントのポール(私はSPのポールに換えています)に取り付けるとき、ポールに通す構造だと設営が大変なことになるので、切れ込みを開いて取り付けます。
切れ目に見える白い点は製作中に巻いた紐の断面です。
本体を取り付けてからLED電球を取り付けるため、電球の保護にもなります。
取り付ける位置が高いため、設営後に物がぶつかることはないと思います。
仮に少々ぶつけてもフレキシブルパイプを使っているので割れるようなことはないと思います。
本体の取り付け部分のポールにはビニールテープを厚めに巻き、下に滑り落ちないようにします。
念のためマジックテープで固定します。
電球ソケットはゴム製で、本体部分も防水にしてありますが、スイッチは防水ではありません。
コットンテントの結露のなさを信頼しての構造です。
6個ある電球のうち5個はタングステン電球風のLED電球(1.2W) 1個はテーブル照明用にズームできるスポットタイプのLED電球(3.2W) を使いました。
それぞれにスイッチがあるので、必要に応じて明るさを調整しやすいです。
スポットライトはそのままだと光の境がくっきりしすぎるので、レンズの内側に透明つや消しラッカーを塗りました。
明るさを落とさず少し柔らかい照明になりました。

スポット電球の一番広くした状態、左がオリジナル状態、右がつや消しを塗った場合です。

スポット電球の中間状態、左がオリジナル状態、右がつや消しを塗った場合です。

スポット電球の一番絞った状態、左がオリジナル状態、右がつや消しを塗った場合です。
製作作業があまりにも面倒なので写真はありませんが、製作過程を記しておきます。
1.フレキシブルパイプを使ったクリップ式のライトを6個準備します。
USBではなく100Vで価格の安い物を探しました。
2.電球ソケット、クリップなどすべて分解します。
3.付属していたコードとスイッチはそのまま使い、電球ソケットはゴム製に取り替えました。
4.フレキシブルパイプと電球ソケットの繋ぎ部分をエポキシパテで固定します。
5.コード以外を塗装します。
フレキシブルパイプは剥げやすいので塗装皮膜が薄い「染めQ」を使いました。
6.アルミポールにポリエチレンシートを巻き、両面テープで留めます。
この時、ポールとシートは最後に引き抜くため、動く状態です。
7.太めのOリング2個を10cmほど離してポリエチレンシートの上からポールにはめます。
8.2本のOリングの間にシリコーンシーラントを塗り、Oリングの太さ分の土台を作ります。
9.完全に固まった後、先に作った電球ソケット付きのフレキシブルパイプを1本だけシリコンシーラントで借り接着します。
10.これを繰り返し、6本のフレキシブルパイプを接着します。
位置は5本が5角形状で、1本(スポット電球用)をその間に入れます。
11.フレキシブルパイプから出ている電源コードを折り返し、フレキシブルパイプの横を通るようにして細い紐で固定します。
この時最後に切断する部分にはコードを通しません。
12.紐の上からシリコーンシーラントを押し込むように塗りつけ、成型します。
紐は製作中の固定と、出来た後の補強の目的もあるので、外さないでそのまま埋め込みます。
成型は手に洗剤を着けて粘土細工のように成型しています。
下側の太い部分は力がかかりやすいので補強の目的で太くしました。
13.シリコーンシーラントが完全に硬化した後、ポールを引き抜き、ポリエチレンシートも引き抜きます。
14.スポット電球用の1本の真後ろを切断します。
15.コードは6本がばらばらだと扱いにくいので3本づづ弾性のある接着剤で固定します。
この記事へのコメント
おはようございます(^-^)
手造り照明の種類が増えてきますと、出掛ける前、今回は何を使おうかな~と選ぶのも楽しくなりますね♪
6方向からの灯りに映る幕内の影も美しいと思います♪
手造り照明の種類が増えてきますと、出掛ける前、今回は何を使おうかな~と選ぶのも楽しくなりますね♪
6方向からの灯りに映る幕内の影も美しいと思います♪
Posted by piyosuke-papa at 2015年03月11日 09:50
piyosukeさん、おはようございます。
今回は何を使うか、迷うのが楽しいほど何回も行ければいいですが、回数が少ないと迷うのが苦痛になるかも。(笑)
このLED電球は光源が奥にあり、透明なプラスチックの形状によって中心で発光しているように見せているので、独特の輪ができます。
円錐のテント内でどんな照明効果になるか楽しみです。
今回は何を使うか、迷うのが楽しいほど何回も行ければいいですが、回数が少ないと迷うのが苦痛になるかも。(笑)
このLED電球は光源が奥にあり、透明なプラスチックの形状によって中心で発光しているように見せているので、独特の輪ができます。
円錐のテント内でどんな照明効果になるか楽しみです。
Posted by ADIA
at 2015年03月11日 09:59
