2025年01月08日
Iwatani 風暖
「せいなの森キャンプ場 里山CAMPUSサイト」での年越しキャンプ、暖房は「マメタンコタツ」と「Iwatani 風暖」で過ごしました。
コタツは温かいですが、テント内の気温を上げることはほとんど期待できないです。
風暖を使った印象は、評判通りかなり温かいです。
夜は外気温が2日ともマイナス5℃程度でしたが、風が強く隙間風で暖まりにくかった1日目で15℃位、少し風が収まった2日目で20℃近くまで暖まりました。
テントはPEPOで、空間はそれほど多くないので暖まりやすく、2日目は風暖を弱で使っても15℃程度は維持できました。
上下ダウンのウエアを着ていると暑くて、上着は脱いでいることが多かったです。
過去には「マイ暖」や「デカ暖」を使っていますが、風暖は温風が出ることで格段に温かいです。
また、着火時は上部分が熱くなりますが、発電が始まり温風が出始めると、上部分も触れる程度になり、狭いテント内で使い易いです。
ただ、メーカーの公表値で、カセットガス1本標準が約100分 弱で約150分で、少し忘れているとガス交換が必要になる印象です。
今回は純正ではないカセットガスを風暖用に25本準備しましたが、昼は暖かく使わなかったため、13本の使用で収まりました。
3日間雪が降るような天気だと25本で数本余る程度かもしれません。
それなりの荷物になりますが、灯油と比べ、手が汚れたり匂いがないので、少々面倒でも快適です。
先に書いたように、テント内が狭い場合や、今回のようにコタツ布団がある場合、比べようがないくらい風暖は使い易いです。
少し温かい時期なら、コタツの中はマメタン燃焼器を出し空にして、コタツ布団の片面を開けて風暖の温風を入れれば、マメタンに着火する手間の要らないコタツが出来るのではと考えています。
弱点は、カセットガスですから、低温での着火が出来ません。
テント内がマイナス5℃~6℃程度の明け方、カセットガスが冷え切った状態では、着火しますが消えてしまいました。
但し、Iwatani純正のカセットガスではありません。
今回はコタツの中で、5分ほど暖めると着火できました。
カセットガスが冷え切らないよう、シュラフに入れる、寝る時使った湯たんぽのお湯で温めるなど対策だ必要です。
今回は他にIwatani タフまるジュニアを使っていますが、こちらは弱々しいですが着火できました。
ですが、これで暖めるつもりだと、気温が少し低ければ使えない可能性が高いです。
状況により温度が上がりすぎる物、例えば使い捨てカイロなどを使う時は様子を見ながら使用し、放置しない方がいいと思います。
温風が前に出るので、テント内の温度差が出にくく快適です。
カセットガスの本数が必要なので嵩張りますが、灯油でもそれなりの荷物になるので、灯油を扱う煩わしさとガス缶を取り替える面倒さが同じだとすると、置き場所の制約が少ない風暖が便利です。
後は、故障のリスクはどうでしょうか?
SOTO ST-310とタフまるジュニアは必ず両方持って行きますので、風暖が故障しても共通のカセットガスが使えて凍えることはないと思います。
また、テントを留守にする時、手軽に切ったり着火したりでき、今回のように風の強い時も安全です。
これまで20年以上キャンプをしてきて、自宅には5個ほど自然燃焼式の灯油ストーブがあります。
特に、フジカハイペットは4個もストーブがあるのに、最終的なストーブと考え、思い切って購入しましたが、今後出番はあるでしょうか?
幸い妻は快適に過ごせることを喜んでくれていますが、過去の遺物になっているストーブの何個かは処分しないといけないです。
注意
テントの中で火気を使うのは自己責任です。
風暖は一酸化炭素はほとんど問題なさそうですが、換気が悪く不完全燃焼すれは、どうなるかわかりません。
マメタンコタツに関して、豆炭を直接燃やすのではなく、専用のコタツやアンカで使う場合は酸化触媒サシコマットの効果で比較的安全なようですが、酸化触媒サシコマットの劣化による不具合も考えられるので一酸化炭素警報器を必ず使います。
また、着火直後、マメタンに火が完全に回っていない場合、酸化触媒サシコマットが正常でも一酸化炭素が出るので、マメタンに着火後しばらくはテントの外に置いた方がいいです。
なお、豆炭、練炭、炭をテント内で直接燃焼させるのは、一酸化炭素が多く発生するので非常に危険です。