2006年12月04日
消し壺が完成しました。

箱の側面と底に小さな穴を開け、内部の空気が膨張しても問題がないようにしました。
その上で、火のついた炭をいれたところ、思ったより熱くならなかったので蓋を作りました。(色も塗り替えました)
ネジはそれほど強く締める必要がないため、工具は必要ありません。


木の裏にはゴムを取り付け消し壺の蓋が開かないようにしました。

熾した炭を半分ほど入れました。

上部の空気抜きの穴にセンサーを入れて温度を測りました。
この部分は断熱材を入れていないため一番温度が上がります。
気温10〜11℃で1時間計測したところ最高温度は20分ほど経った時で32℃でした。
空気抜きの穴を塞ぐともっと上昇すると思います。
側面は24℃で荷物で囲まれても問題ありませんが、上部に物は乗せません。
実は今週末に、ちびストーブを使ったキャンプに行く予定で作っていたのですが、残念なことに延期になりました。
年末になり、いつ行けるかわかりませんが、これで帰る時間を気にする事なく火が使えます。
2006年12月01日
消し壺

10月に真冬キャンプシミュレーションで紹介したちびストーブですが、問題が1つ残されていました。
キャンプ場に到着した日や中間日はいいですが、撤収の日に火を入れると消して冷えるのに時間がかかります。
灰と燠を出して水で消すと、次回ちびストーブに入れる灰がなくなってしまいます。
(ちびストーブの説明書には底に灰か砂を入れるよう書かれています。)
そこで、冷えなくても燠を持ち帰ることができるようこんな物を作りました。
もちろん、ちびストーブに限らず、バーベキューで炭を使ったとき、焚き火の燠にも使えます。
特にデイキャンプのバーベキューでは撤収時間が短く、空き缶に入れた炭が冷えきらないので苦労していましたが、これで解決する予定です。

直径23cmほどあり大きめです。
価格:2480円

消し壺より少し大きめの箱を合板で作りました。
材料費560円

シリコーンシーリング材:1本228円 4本使用
耐熱温度200℃
パーライト(園芸用):1袋138円 3袋使用
真珠石を砕いて高温(1000℃以上)で焼成したもの。
ガラス質、多孔質で、園芸の土壌改良材や栽培用土に使用される。
軽量で断熱性・吸音性にすぐれている。

パーライトをシリコーンと混ぜ、箱の底に4cmほど入れます。
そして消し壺を入れ、上から押さえて箱の高さより2mmほど低い位置まで沈めます。
パーライトは断熱効果と軽量化のため使いました。

底のシリコーンが固まった後、同じように隙間に充填します。
最後にシリコーンのみを充填して仕上げます。

箱には取っ手と底にゴムの足を取付ました。
箱に柿渋を塗ったので釘が黒くなっています。
火の付いた燠や炭を入れた直後に荷物に中に入れる勇気はありませんから、座席の足元にでも入れる予定です。
この段階では、蓋は作りませんでした。
消し壺の蓋が間違って開かないようにするために木とシリコーンで蓋を作るかどうか、熱くなる程度で考える予定です。
実際に使用し、回りがどの程度熱くなるかは、またご報告いたします。
追記
この記事をアップした後気付いたのですが、パーライトは多孔質で空気が沢山含まれています。
また、シリコーンと混ぜ合わせたとき空気が混ざっています。
この容器が温まったとき、その空気が膨張し、一番強度のない上のシリコーン部分が膨らむ、または破裂する可能性があります。
パーライトを使わないでシリコーンのみを充填すれば問題はなかったと思われますが、対処する必要がありそうです。
方法としては回りの板に小さな穴を沢山開ければ空気の出口が出来ると思いますが、実際に火を入れないとわかりません。
お断り・ご注意
この消し壺は私が思いつきで作った物で、同じような物を作り事故が起きることも考えられます。
何事も自己責任でお願いいたします。