2010年01月29日
暖房補助器具(ファンタイプ 2)
前記事の暖房補助器具(ファンタイプ)が出来上がって冷静に見てみると、かなり目障りな存在です。
そして、テーブルがないと使えません。
そこで、よりシンプルに、ストーブ単独でも使えて、分解すれば嵩張らない物を作りました。
1個目は丁寧に仕上げたのでちょっともったいないのですが、2個目の方がはるかに良さそうです。

新しく完成したものです。
作り方は、最初に5mmほどの厚さの合板を5枚重ねて丸く切ります。
1枚はそのままにあとで使います。
2枚の裏同士で木目を90度回転させをそれぞれ木工ボンドで張り合わせます。
これを2個作ります。
最初から厚い合板を使わないで、裏同士で90度回転させたのは使い始めてからの反り防止です。

張り合わせた1枚がこれですが、角度を決めて5mmの穴を1か所開けます。
穴の角度は正確に計測し決めるのがいいですが、私の場合はある程度はカンです。
開けた穴は、もう一枚の張り合わせた板に4カ所開けるガイドとして使います。
これは張り合わせないで、最初から厚めの板を使ってもかまいません。

ガイドの板と、実際に使う板を重ね、ガイドの穴にしたがって5mmの穴を1個開けます。
次にガイドを90度回転し、穴を開けます。
これを繰り返し、4カ所の穴を開けたら、開けるときに下になっている方に、最初に作った5mmの合板を張り合わせます。
これで上になる面の穴が塞がれた状態になります。
後は、綺麗に磨いて塗装します。
裏面にはファンを磁石で止めるための鉄板を張りました。
これは磁石より少し大きければ何でもいいです。
(写真が少なくてすみません。)

次に長さを揃えた太さ5mmのステンレス棒に、それぞれ2カ所切り込みを入れます。

バーナーで真っ赤に熱して曲げたのがこの状態です。

ストーブの上部の穴に、こんな具合に差し込んで使います。

テーブルにセットした時はこんな感じで、随分シンプルになりました。

今回のものはテーブルを外しても使えます。
ステンレスの棒とファンは分解できるので、持ち運びも嵩張りません。
ステンレスの棒を回転したり、板に開けた穴を角度を変えて増やせば、他の天板に穴があるストーブなら使えます。
ご注意:ファンが止まると熱でファンが溶けるかもしれません。
お断り
私はテント内で火器を使用していますが、基本的には危険なので禁止です。
細心の注意を払っても、火事や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
一酸化炭素中毒を避けるため換気に気を付け、念のために一酸化炭素警報機を使用していますが、気温が低いと警報器の使用範囲を下回り、使用不可能になります。
ストーブなど火器は自己責任でお願いいたします。
そして、テーブルがないと使えません。
そこで、よりシンプルに、ストーブ単独でも使えて、分解すれば嵩張らない物を作りました。
1個目は丁寧に仕上げたのでちょっともったいないのですが、2個目の方がはるかに良さそうです。

新しく完成したものです。
作り方は、最初に5mmほどの厚さの合板を5枚重ねて丸く切ります。
1枚はそのままにあとで使います。
2枚の裏同士で木目を90度回転させをそれぞれ木工ボンドで張り合わせます。
これを2個作ります。
最初から厚い合板を使わないで、裏同士で90度回転させたのは使い始めてからの反り防止です。

張り合わせた1枚がこれですが、角度を決めて5mmの穴を1か所開けます。
穴の角度は正確に計測し決めるのがいいですが、私の場合はある程度はカンです。
開けた穴は、もう一枚の張り合わせた板に4カ所開けるガイドとして使います。
これは張り合わせないで、最初から厚めの板を使ってもかまいません。

ガイドの板と、実際に使う板を重ね、ガイドの穴にしたがって5mmの穴を1個開けます。
次にガイドを90度回転し、穴を開けます。
これを繰り返し、4カ所の穴を開けたら、開けるときに下になっている方に、最初に作った5mmの合板を張り合わせます。
これで上になる面の穴が塞がれた状態になります。
後は、綺麗に磨いて塗装します。
裏面にはファンを磁石で止めるための鉄板を張りました。
これは磁石より少し大きければ何でもいいです。
(写真が少なくてすみません。)

次に長さを揃えた太さ5mmのステンレス棒に、それぞれ2カ所切り込みを入れます。

バーナーで真っ赤に熱して曲げたのがこの状態です。

ストーブの上部の穴に、こんな具合に差し込んで使います。

テーブルにセットした時はこんな感じで、随分シンプルになりました。

今回のものはテーブルを外しても使えます。
ステンレスの棒とファンは分解できるので、持ち運びも嵩張りません。
ステンレスの棒を回転したり、板に開けた穴を角度を変えて増やせば、他の天板に穴があるストーブなら使えます。
ご注意:ファンが止まると熱でファンが溶けるかもしれません。
お断り
私はテント内で火器を使用していますが、基本的には危険なので禁止です。
細心の注意を払っても、火事や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
一酸化炭素中毒を避けるため換気に気を付け、念のために一酸化炭素警報機を使用していますが、気温が低いと警報器の使用範囲を下回り、使用不可能になります。
ストーブなど火器は自己責任でお願いいたします。
2010年01月23日
暖房補助器具(ファンタイプ)
先日の雪中キャンプではこんな感じで過ごし、暖房は火鉢型ストーブと豆炭コタツを使いました。
ランドロックは広くて快適ですが、こと暖房に関しては広いだけに室温が上がり難く、コタツで足元が暖かいのは最高です。
(この時は電源サイトなので、ホットカーペットを寝室のケシュアで使っていますが、基本は電源なしを前提に考えています。)
お座敷仕様は、雪がなくてサンダルを使えるときはいいですが、雪が積もっているとブーツを履いて歩くため、脱いだり履いたりが面倒です。
そうしてもう一つ、これは以前からのことですが、長く背もたれのない状態で座るのは疲れます。
(家庭用の座椅子は嵩張りますし、アウトドア用のものは不安定でコタツにはあまり向きませんね。)
それらのことは実際に体験しなくてもわかっていたことなので、以前のキャンプでハイタイプで豆炭コタツが使えるように工夫しました。
しかし、これも問題があり、コタツの空間が多くなり足先になるほど暖まり難くなります。
そこで、オーソドックスにテーブルとストーブで、より暖かくなる方法を考えてみました。
これまで2回のランドロックの使用では、2回ともストーブを使いましたが、広さが広いため近くに座らないと暖かくなりません。
当然暖かい空気は上に行きますから、上の空気をファンで下せば少しは暖かくなりますが、電源のない場合はそれほど効果があるファンが使えません。
そんな時に頭に浮かんだのが、大型の石油ストーブで上部にファンがついていて、天板が熱くならないタイプです。
以前は倉庫や工場の業務用中心で売られていましたが、最近はホームセンターでもよく見かけます。

それをヒントに考えたのがこれです。
ファンは手元にあったコールマンのテントクーリングファンを使いました。
普通に天井付近に取り付けて使うには大きなテントの場合非力ですが、今回の使い方では音も静かで性能的にも適当だと思います。

最初、どの位置にファンを取り付けるのがいいかテストするため、温度計をテーブルの縁に取り付けました。
丁度膝が来る位置です。
最初にファンがない状態で計測しました。
ストーブに着火して15分後 室温:9.4℃ 温度計のセンサー部分:12℃
(テスト場所は広さがあり天井も高いです、小型ストーブ1個では、テスト時間中、ほとんど室温に変化はありませんでした。)

最初はテーブル面の下にファンを取り付けた状態です。
できれば、この位置が見た目も邪魔にならなくていいのですが、結果はこんな温度でした。
ファンを動かして15分後 室温:9.3℃ 温度計のセンサー部分:12.8℃
僅かに温かくなりました。
予想ほどの効果がなくがっかりです。

次に10cmほど上に上げてみました。
ファンを上に上げて15分後 室温:9.4℃ 温度計のセンサー部分:17℃
これは効果がありました。
ファンがない場合より5℃高いです。
このファンの位置がどのように空気の流れにを作り、ストーブに近い位置に取り付けたよりなぜ温かくなるのかわかりませんが、実際に座ってみても、はっきり暖かさが違います。

テスト結果に従い、板で枠を作って、テーブルにはめ込めるようにしました。
回りに座ったときに少々目障りですが、温かくなるのが優先です。
燃料を使ったランタンやキャンドルを上に置くのは、ファンが止まった時危険なので厳禁ですが、LEDのキャンドル程度なら置いても問題なさそうです。
テントが狭くても広くても、換気を十分すると室温は下がりがちです。
だからといって、1ファミリーで持っていける暖房器具には限界があります。
より効率よく温まる補助器具として期待できそうですが、いかがでしょうか。
(今回の補助器具はファンが止まるとストーブの熱でテントクーリングファンが溶けるかもしれません。注意が必要です。)
追記
完成後、テストのときより室温が低い状態で試してみました。
最初にファンがない状態で計測しました。
ストーブに着火して15分後 室温:5℃ 温度計のセンサー部分:8℃
ファンを取り付けた状態での計測です。
ファンを取り付けて15分後 室温:5℃ 温度計のセンサー部分:14℃
テスト段階は5度上昇しましたが、今回は6℃上昇でした。
状況によって多少の差がありそうですが、ファンを取り付けた状態でストーブの上に手を翳しても暖かくないですが、テーブルの下に手を入れると暖かい、不思議な状態になりますよ。
お断り
私はテント内で火器を使用していますが、基本的には危険なので禁止です。
細心の注意を払っても、火事や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
一酸化炭素中毒を避けるため換気に気を付け、念のために一酸化炭素警報機を使用していますが、気温が低いと警報器の使用範囲を下回り、使用不可能になります。
ストーブなど火器は自己責任でお願いいたします。
ランドロックは広くて快適ですが、こと暖房に関しては広いだけに室温が上がり難く、コタツで足元が暖かいのは最高です。
(この時は電源サイトなので、ホットカーペットを寝室のケシュアで使っていますが、基本は電源なしを前提に考えています。)
お座敷仕様は、雪がなくてサンダルを使えるときはいいですが、雪が積もっているとブーツを履いて歩くため、脱いだり履いたりが面倒です。
そうしてもう一つ、これは以前からのことですが、長く背もたれのない状態で座るのは疲れます。
(家庭用の座椅子は嵩張りますし、アウトドア用のものは不安定でコタツにはあまり向きませんね。)
それらのことは実際に体験しなくてもわかっていたことなので、以前のキャンプでハイタイプで豆炭コタツが使えるように工夫しました。
しかし、これも問題があり、コタツの空間が多くなり足先になるほど暖まり難くなります。
そこで、オーソドックスにテーブルとストーブで、より暖かくなる方法を考えてみました。
これまで2回のランドロックの使用では、2回ともストーブを使いましたが、広さが広いため近くに座らないと暖かくなりません。
当然暖かい空気は上に行きますから、上の空気をファンで下せば少しは暖かくなりますが、電源のない場合はそれほど効果があるファンが使えません。
そんな時に頭に浮かんだのが、大型の石油ストーブで上部にファンがついていて、天板が熱くならないタイプです。
以前は倉庫や工場の業務用中心で売られていましたが、最近はホームセンターでもよく見かけます。

それをヒントに考えたのがこれです。
ファンは手元にあったコールマンのテントクーリングファンを使いました。
普通に天井付近に取り付けて使うには大きなテントの場合非力ですが、今回の使い方では音も静かで性能的にも適当だと思います。

最初、どの位置にファンを取り付けるのがいいかテストするため、温度計をテーブルの縁に取り付けました。
丁度膝が来る位置です。
最初にファンがない状態で計測しました。
ストーブに着火して15分後 室温:9.4℃ 温度計のセンサー部分:12℃
(テスト場所は広さがあり天井も高いです、小型ストーブ1個では、テスト時間中、ほとんど室温に変化はありませんでした。)

最初はテーブル面の下にファンを取り付けた状態です。
できれば、この位置が見た目も邪魔にならなくていいのですが、結果はこんな温度でした。
ファンを動かして15分後 室温:9.3℃ 温度計のセンサー部分:12.8℃
僅かに温かくなりました。
予想ほどの効果がなくがっかりです。

次に10cmほど上に上げてみました。
ファンを上に上げて15分後 室温:9.4℃ 温度計のセンサー部分:17℃
これは効果がありました。
ファンがない場合より5℃高いです。
このファンの位置がどのように空気の流れにを作り、ストーブに近い位置に取り付けたよりなぜ温かくなるのかわかりませんが、実際に座ってみても、はっきり暖かさが違います。

テスト結果に従い、板で枠を作って、テーブルにはめ込めるようにしました。
回りに座ったときに少々目障りですが、温かくなるのが優先です。
燃料を使ったランタンやキャンドルを上に置くのは、ファンが止まった時危険なので厳禁ですが、LEDのキャンドル程度なら置いても問題なさそうです。
テントが狭くても広くても、換気を十分すると室温は下がりがちです。
だからといって、1ファミリーで持っていける暖房器具には限界があります。
より効率よく温まる補助器具として期待できそうですが、いかがでしょうか。
(今回の補助器具はファンが止まるとストーブの熱でテントクーリングファンが溶けるかもしれません。注意が必要です。)
追記
完成後、テストのときより室温が低い状態で試してみました。
最初にファンがない状態で計測しました。
ストーブに着火して15分後 室温:5℃ 温度計のセンサー部分:8℃
ファンを取り付けた状態での計測です。
ファンを取り付けて15分後 室温:5℃ 温度計のセンサー部分:14℃
テスト段階は5度上昇しましたが、今回は6℃上昇でした。
状況によって多少の差がありそうですが、ファンを取り付けた状態でストーブの上に手を翳しても暖かくないですが、テーブルの下に手を入れると暖かい、不思議な状態になりますよ。
お断り
私はテント内で火器を使用していますが、基本的には危険なので禁止です。
細心の注意を払っても、火事や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
一酸化炭素中毒を避けるため換気に気を付け、念のために一酸化炭素警報機を使用していますが、気温が低いと警報器の使用範囲を下回り、使用不可能になります。
ストーブなど火器は自己責任でお願いいたします。
2010年01月18日
ストーブ水平調節板と火鉢型ストーブ暖房補助器具

昨年末に作ったストーブストーブ水平調節板と火鉢型ストーブ暖房補助器具はこんな感じで使いました。

最初にストーブの置き場所を水平に調節するにも楽ですし、雪が溶けて水平が狂っても上から調節できるのですごく便利でした。

火鉢型のストーブは近くに座っていても、回りが暖まらないで、熱がすべて上に上がって行きます。
この補助器具は上に上がる熱を横に放射します。
側面が熱くならないので、コタツの横に置ける火鉢型の良さと、座っていて温かさが伝わる良さが両立できました。
お断り
私はテント内で火器を使用していますが、基本的には危険なので禁止です。
細心の注意を払っても、火事や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
一酸化炭素中毒を避けるため換気に気を付け、念のために一酸化炭素警報機を使用していますが、今回のように気温が低いと警報器の使用範囲を下回り、使用不可能になります。
ストーブなど火器は自己責任でお願いいたします。
2009年12月31日
2009年最後の記事も自作記事
岐阜はただ今雪が降っています。
キャンプ場で過ごしていらっしゃる方が羨ましいです。
今年の年末年始はキャンプに行けないため、2009年最後の記事は自作記事となりました。

左の部品がノーマルな状態、真ん中がビットドライバーのビットと同じ六角形に削ったもの、右がビットドライバーのグリップを取り付けた状態です。

使うときはこんな感じです。
板の仕上げは来年になります。
さて何に使うのでしょうか?(簡単に分かっちゃうだろうなぁ)
みなさん、良いお年をお迎え下さい。
キャンプ場で過ごしていらっしゃる方が羨ましいです。
今年の年末年始はキャンプに行けないため、2009年最後の記事は自作記事となりました。

左の部品がノーマルな状態、真ん中がビットドライバーのビットと同じ六角形に削ったもの、右がビットドライバーのグリップを取り付けた状態です。

使うときはこんな感じです。
板の仕上げは来年になります。
さて何に使うのでしょうか?(簡単に分かっちゃうだろうなぁ)
みなさん、良いお年をお迎え下さい。