2020年01月31日
最強?の着火剤(濡れた薪への着火)
前の記事の「最強?の着火剤(作り方)」で紹介した麻と蝋を使った着火剤を使った薪への着火です。
乾いた薪ではつまらないので、ケヤキの薪を15時間ほど水に漬けてから燃やしてみました。
この薪は近所の公園のケヤキを剪定したときにもらったもので、倉庫で10年ほど経ちしっかり乾いています。
そのままでは簡単に火が着くので15時間ほど水の中に放置しました。
テストした日は少々風が有り、条件が良かったようにも思えますが、濡れた薪がこれだけ燃えれば、キャンプ場で買った薪が少々湿っていても問題なく着火できると思います。
着火の様子は下の動画でご覧下さい。(無音です)
乾いた薪ではつまらないので、ケヤキの薪を15時間ほど水に漬けてから燃やしてみました。
この薪は近所の公園のケヤキを剪定したときにもらったもので、倉庫で10年ほど経ちしっかり乾いています。
そのままでは簡単に火が着くので15時間ほど水の中に放置しました。
テストした日は少々風が有り、条件が良かったようにも思えますが、濡れた薪がこれだけ燃えれば、キャンプ場で買った薪が少々湿っていても問題なく着火できると思います。
着火の様子は下の動画でご覧下さい。(無音です)
2020年01月30日
最強?の着火剤(作り方)
今回の着火剤は、以前の記事で「焚き火の着火」で使った幹巻きテープ(ジュート麻)と「着火剤製作のすすめ」で使ったロウソクで作った着火剤です。
左が、蝋をすべて染みこませたもので、ライターで着火するならこのタイプが作りやすいです。
右は片側2cm~3cmを蝋が染みこまないように作っています。
こちらは蝋が染みこんでいない部分をナイフなどでほぐし、プラズマライターの火花での着火に使います。
ファイヤースターターの火花を使った着火でも使えますが、それほど着火しやすくはないので、やはり急ぐときはライターがいいです。
普通のライターは気温が低いと着火できなくなることが多いので、私の場合は普通のライターと充電式のプラズマライター(これも電池の性能が落ちるほど冷えると着火できません)と最後の手段にファイヤースターターの3種類を持って行きます。
気温が低い時や濡れた時の対策として、防水マッチがいいかもしれませんが、車内に置くのに安心なのは充電式とファイヤースターターでしょうか。
幅10cmの幹巻きテープ(ジュート麻)
幹巻きテープを3cmほどの太さまで巻いた上から麻紐を巻きます。
幹巻きテープ1巻きでこれだけ作れました。
缶(これはペンキ売り場にある小さなペール缶です)を火にかけ、ロウソクを溶かします。
溶け始めは煙が出やすく、引火する恐れがあるので、ゆっくり暖めます。
私は電熱器を使いました。
麻の棒をピンセットで挟んで溶けた蝋に沈めます。
染みこんだら引き上げ、蝋が垂れなくなったら、段ボールなどの上に置いて冷やします。
溶けた蝋の温度が高いと、泡が出て、上まで染みこんでしまうので、泡が出ない程度の温度で作業します。
ライターの炎で着火するときは麻の棒すべてに染みこんでも問題ないので、丸ごと沈めて染みこませる方が簡単です。
使い方は、火を着けたら薪を何本か空間ができるように置きます。
10分ほど燃えるので、良く乾いた状態のいい薪なら1本、あまり乾いていない薪なら2~3本使えば簡単に着火できると思います。
落ち葉や松ぼっくり、小枝を集め、薪を細く割り、火打ち石やファイヤースターターで火口(ほくち)に着火、じっくり火を育てる焚き火はもちろん楽しいです。
でも、家族やグループのために早く焚き火に着火したい状況ではゆっくり楽しむ時間はないですね。
購入した薪を割ることなく簡単に着火できれば、それはそれでありがたいですよね。
タイトルに「最強」と書いたのは、、、
高温になる車内に放置しても柔らかくなる程度で安全です。
汚れないよう、ビニール袋にでも入れておけば、安心して持ち運べます。
保存中、灯油使用の着火剤のような臭いはないです。
臭いはロウソクと同じです。
燃焼中煤が出ますが、アウトドアでは問題ない程度です。
焚き火の中で、見た目の違和感が少ないです。
そして、燃焼時間が長いことです。
詳しい燃え具合は次の記事で紹介させて頂きます。
最強?の着火剤(濡れた薪への着火)
左が、蝋をすべて染みこませたもので、ライターで着火するならこのタイプが作りやすいです。
右は片側2cm~3cmを蝋が染みこまないように作っています。
こちらは蝋が染みこんでいない部分をナイフなどでほぐし、プラズマライターの火花での着火に使います。
ファイヤースターターの火花を使った着火でも使えますが、それほど着火しやすくはないので、やはり急ぐときはライターがいいです。
普通のライターは気温が低いと着火できなくなることが多いので、私の場合は普通のライターと充電式のプラズマライター(これも電池の性能が落ちるほど冷えると着火できません)と最後の手段にファイヤースターターの3種類を持って行きます。
気温が低い時や濡れた時の対策として、防水マッチがいいかもしれませんが、車内に置くのに安心なのは充電式とファイヤースターターでしょうか。
幅10cmの幹巻きテープ(ジュート麻)
幹巻きテープを3cmほどの太さまで巻いた上から麻紐を巻きます。
幹巻きテープ1巻きでこれだけ作れました。
缶(これはペンキ売り場にある小さなペール缶です)を火にかけ、ロウソクを溶かします。
溶け始めは煙が出やすく、引火する恐れがあるので、ゆっくり暖めます。
私は電熱器を使いました。
麻の棒をピンセットで挟んで溶けた蝋に沈めます。
染みこんだら引き上げ、蝋が垂れなくなったら、段ボールなどの上に置いて冷やします。
溶けた蝋の温度が高いと、泡が出て、上まで染みこんでしまうので、泡が出ない程度の温度で作業します。
ライターの炎で着火するときは麻の棒すべてに染みこんでも問題ないので、丸ごと沈めて染みこませる方が簡単です。
使い方は、火を着けたら薪を何本か空間ができるように置きます。
10分ほど燃えるので、良く乾いた状態のいい薪なら1本、あまり乾いていない薪なら2~3本使えば簡単に着火できると思います。
落ち葉や松ぼっくり、小枝を集め、薪を細く割り、火打ち石やファイヤースターターで火口(ほくち)に着火、じっくり火を育てる焚き火はもちろん楽しいです。
でも、家族やグループのために早く焚き火に着火したい状況ではゆっくり楽しむ時間はないですね。
購入した薪を割ることなく簡単に着火できれば、それはそれでありがたいですよね。
タイトルに「最強」と書いたのは、、、
高温になる車内に放置しても柔らかくなる程度で安全です。
汚れないよう、ビニール袋にでも入れておけば、安心して持ち運べます。
保存中、灯油使用の着火剤のような臭いはないです。
臭いはロウソクと同じです。
燃焼中煤が出ますが、アウトドアでは問題ない程度です。
焚き火の中で、見た目の違和感が少ないです。
そして、燃焼時間が長いことです。
詳しい燃え具合は次の記事で紹介させて頂きます。
最強?の着火剤(濡れた薪への着火)
2019年01月23日
焚き火の着火
幹巻きテープ(ジュート麻)
みなさん、焚き火の着火剤は何を使っていらっしゃるでしょう。
最初の火(ライターなど)は気温など条件次第ですが、薪に着火するまでの燃料として最適な幹巻きテープをご紹介します。
着火剤といえばいろいろありますが、以前私が作った物も含め
● ゲル状のアルコールや灯油を染みこませた物など燃料系の物
簡単に使えますが、車の中に放置した時心配です。
灯油を染みこませた物はくさくて、煤が多いです。
● 松ぼっくり
現地で拾えればいいですが、持って行くには嵩張ります。それに燃え始めるまで少し時間がかかります。
でも雰囲気はいいですね。
●ティンダーウッド
油脂が多い木切れですが、価格が高いです。
雰囲気はいいです。
● 薪を細く割り、蝋をを染みこませた物(ティンダーウッドをヒントに作りました)
良く燃えて雰囲気もいいですが、鍋でロウソクを溶かして煮たので、思ったよりコストがかかり、作るのが面倒です。
● コーヒー豆の麻袋
以前は無料でもらいましたが、ネットでは結構高い値段で売られています。
また、以前の物は良く燃えましたが、最近手に入れた物は何故か燃えにくかったです。
●幹巻きテープ(ジュート麻)
ホームセンターの園芸品売り場で10cm×20mで230円弱でした。
編んである紐がコーヒーの袋より細く、編み方も荒いので良く燃えます。
1m単位で使うとして1回の着火で12円、2m使っても23円です。
アウトドア用品にもいろいろ売られていますが、結構高いので今回最初の写真でご覧に入れた幹巻きテープがお薦めです。
私は1m程度に切って袋に入れています。
一泊のキャンプなら予備を含めて5mもあれば十分です。
ところで、肝心の最初の着火ですが、気温が低い時はライターが着火せずイライラすることがありませんか。
ガスライターはもちろん、最近売られている「プラズマライター」「アークライター」も充電式なので冷えるとまったく放電しなくなります。
低温でもオイルライターなら着火すると思いますが濡れた時はどうにもなりません。
現在私がキャンプで使っている物です。
火花を出すタイプの着火器具なら、低温はもちろん、濡れても水をぬぐえば使えます。
私の使っているマグネシウムのものなら、幹巻きテープの上に削った粉を載せ、火花を散らせば着火します。
幹巻きテープを手でほぐしてからなら、マグネシウムの粉を作らなくても火花だけでも何とか着火できました。
そして、いろいろ湿ってしまった時など、最後(笑)の手段は
Live Fire Gear(ライブファイヤーギア) ファイヤーコード
ファイヤーコードの中に赤い着火剤になる紐(赤い←)が入っていますので、適当な長さに切って置けばハサミやナイフがなくても使えます。
コードの切れ目から引っ張れば取り出せます。
この着火剤はライターならそのまま、火花で着火するなら少しほぐしてから使います。
防水処理がされているそうで、濡れても使えます。
また、中身を引き抜かないままのでは着火しないので持ち歩きにも安心です。
中身を引き抜かないで切り口に火を当てれば、回りが溶けてほつれ防止ができますが、長く火を当てれば普通の化学繊維のロープ程度には燃えます。
キャンプでの焚き火だけなら、たとえばガスバーナーでも持って行けます。
でも、いつも持って歩く訳にはいきません。
災害はもちろん、アウトドア好きの人なら携帯の電波が届かない山の中で車の故障も考えられます。
そんな時、火があればどれだけ心強いか。
マグネシウムの着火器具、ファイヤーコード、麻の布は常時持ち歩いても嵩張らなくて危険がなくいいと思います。
注意:マグネシウムの塊(棒)とファイヤーコードを高温になる車内に置くことが安全かどうかわからないので、私の場合は麻の布やティンダーウッドを車内に常備し、メタルマッチとファイヤーコードでできたブレスレットを普段持ち歩くバックに入れています。
そして、上の写真のマグネシウムの着火器具はキャンプ道具に入れています。
2009年01月22日
着火剤製作のすすめ
最初にお断りしますが、たまたま材料があった私は予算ゼロで作っていますが、鍋やろうそくを最初から揃えるとそれなりの価格になり、ろうそくは石油から作られていると思うので環境に優しいわけでもありません。
便利さ、見た目の良さで作ってみました。
先日のPINGUさんのところでのコメントで少し触れ、11月のキャンプでは使っているのでpiyosukeさんのブログでも少し触れられていますが、嵩張らなくて、マッチ1本で着火でき、新聞紙も要らないです。
その上、自然発火の危険もないと思いますし、煤もほとんどでないですよ。
これまで私は松ぼっくりを着火剤として使っていましたが、松ぼっくりは案外最初に火がつきにくく、トーチを使うか、少量の新聞紙が必要です。
その点、マッチやライターで簡単に着火できて、便利な上、市販の着火剤より雰囲気もいいですよ。
最初に長さ10cm程のよく乾いた薪を準備します。
薪の代わりに、小枝を拾ってよく乾かせば使えます。
太さ1cm程度(細い方が燃えやすいです)に割ります。
こんな感じになりました。
鍋(要らないもので、今後は専用に)にろうそくを溶かします。
私の場合は他の目的で買ったろうそくが大量に余っていましたが、100円ショップで一番体積の多い一番太い普通のろうそくを買うのが一番安上がりでしょうか。
最低でも10箱程度は必要でしょうね。
この写真の薪の量を一度に煮るには20箱程度使っています。
溶かしたろうそくで細かく割った薪を煮るとき、温度が上がりすぎると引火することがあると思うので、必ず離れないで、温度が上がりすぎないよう作業します。
薪から泡が出始めて10〜15分煮て、少し温度が下がるまで放置しました。
ロウが固まらないうちに段ボール箱などに取り出します。
これで完成です。
マッチ1本で火がつけられます。
薪その物よりロウが燃えているので、火力も時間もたっぷりです。
下の黒い部分は溶けたロウです。
下にロウが流れて困るものでは使わない方がいいと思います。
3〜5本もあれば焚き火の着火剤として十分燃えてくれます。
炭の着火剤としても使えます。
面倒なことが好きな方は作ってみてはいかがですか。
便利さ、見た目の良さで作ってみました。
先日のPINGUさんのところでのコメントで少し触れ、11月のキャンプでは使っているのでpiyosukeさんのブログでも少し触れられていますが、嵩張らなくて、マッチ1本で着火でき、新聞紙も要らないです。
その上、自然発火の危険もないと思いますし、煤もほとんどでないですよ。
これまで私は松ぼっくりを着火剤として使っていましたが、松ぼっくりは案外最初に火がつきにくく、トーチを使うか、少量の新聞紙が必要です。
その点、マッチやライターで簡単に着火できて、便利な上、市販の着火剤より雰囲気もいいですよ。
最初に長さ10cm程のよく乾いた薪を準備します。
薪の代わりに、小枝を拾ってよく乾かせば使えます。
太さ1cm程度(細い方が燃えやすいです)に割ります。
こんな感じになりました。
鍋(要らないもので、今後は専用に)にろうそくを溶かします。
私の場合は他の目的で買ったろうそくが大量に余っていましたが、100円ショップで一番体積の多い一番太い普通のろうそくを買うのが一番安上がりでしょうか。
最低でも10箱程度は必要でしょうね。
この写真の薪の量を一度に煮るには20箱程度使っています。
溶かしたろうそくで細かく割った薪を煮るとき、温度が上がりすぎると引火することがあると思うので、必ず離れないで、温度が上がりすぎないよう作業します。
薪から泡が出始めて10〜15分煮て、少し温度が下がるまで放置しました。
ロウが固まらないうちに段ボール箱などに取り出します。
これで完成です。
マッチ1本で火がつけられます。
薪その物よりロウが燃えているので、火力も時間もたっぷりです。
下の黒い部分は溶けたロウです。
下にロウが流れて困るものでは使わない方がいいと思います。
3〜5本もあれば焚き火の着火剤として十分燃えてくれます。
炭の着火剤としても使えます。
面倒なことが好きな方は作ってみてはいかがですか。
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