真ん中にコンロなどを入れるために作った
丸テーブルですが、何も入れないときは蓋をして使います。
ですが、はめ込んであるだけの蓋はテーブルの組立前に天板を立てたりすると外れてしまいます。
これは運ぶとき蓋だけ別にする必要があり不便です。
簡単に固定でき、外すのも手軽な磁石を埋め込むことにしました。
一般的なキャンプ用品には関係ない工作で、単なる自己満足な記事ですが、よろしかったらご覧下さい。
今回使用した磁石は、画鋲替わりに売られているものの樹脂部分を外しました。
軽く温め、樹脂を柔らかくして取り出しました。
この図は丸テーブルを横から見た断面図です。
下記はの図は赤い枠の部分です。
これが最終的な磁石の位置です。
出来上がった時に、いつも同じ位置で蓋を閉める必要がありますが、元々この蓋は手作業で切っているため綺麗な円にはなっていません。
その為、最初から印が付けてあります。
作業の前に蓋の印を合わせてガムテープで固定します。
裏から1mm程度のドリルで穴を開け、位置合わせのガイドとします。
蓋側には磁石Aにピッタリのサイズ、本体側に磁石B用の大きめの穴を開けます。
蓋側に磁石Aをはめ込み、瞬間接着剤を隙間に流して固定します。
次に本体側の1mmの穴をエポキシパテ(2つを混ぜて使うどろどろしていないタイプ)で塞ぎます。
図の緑の部分にエポキシ接着剤(2つを混ぜて使うどろどろしたタイプ)を穴の3分の1ほど流します。
次に蓋を閉めたときに接着剤が溢れない程度の量にするのが重要です。
蓋の磁石Aに本体側の磁石Bを付けて、蓋と本体の印を合わせ、慎重に蓋をします。
下の写真は接着剤が硬化してから蓋を開けて、磁石Bが固定されたところです。
上の写真の磁石Bの隙間、図のオレンジ部分をエポキシパテで塞ぎます。
後は塗装をして完成です。
最初、4カ所に磁石を取り付けました。
4カ所でも逆さにしても外れませんが、念のため8カ所に増やしました。
この工作は、みなさんの参考になるかどうかわかりませんが、何かに応用できるかもしれませんね。
例えば、同じ磁石をガス缶の底の丸いサイズに合わせて天板に埋め込めば、ガスランタンをテーブルに置いて転倒防止になりそうだとか、いろいろ想像しています。
でも、必需品ではないですね。
追記
本体の磁石Bの取付方ですが、堀さんのコメントにあるように、確かに面倒なことをしていますね。
今考えれば、下から磁石の太さの穴を一気に開ければ位置合わせの問題は解決しますよね。
でも、作るときはこの面倒な方法しか考えなかったのが正直なところです。
ただ、下から磁石の太さの穴を開けた場合、高さも含めて完全に2個8組の磁石が密着した状態になっているか目で見て確認できないです。
それぞれの磁石が密着していないとくっつく強度が落ちてしまいます。
この方法は、2個の磁石が密着した状態にしてから磁石Bを接着するので、出来上がった時に磁石が密着していることが保障されます。
面倒でも結果としては作業しやすかったです。