ボンペット

ADIA

2008年10月07日 16:17



今日はアウトドアではなく、アウトドア用品とも関係ありません。
久しぶりに防災関係です。
といっても自然災害ではなく、火事への備え、特にかなりの年になった父の部屋の火事への備えです。
現在、父と母は生活パターンが全く違うので(父は夜早く、母は夜遅い)別々の部屋で寝起きしています。
そこで心配なのが、特に父の部屋です。
私がキャンプで使っているものと同じ火鉢型ストーブで、お湯を沸かしてお茶を飲んだり、お餅を焼いたりしています。
危ないからと、使うのをやめさせる訳にもいきませんが、消し忘れなど火が心配です。
使うのをやめさせれば台所で朝早く(暗いうち)からお湯を沸かすでしょうから、母が起きてしまいます。

そこで、ストーブの上には自動消火式の消火器(キッチンレオ)を、電気毛布を使う寝具近くにはボンペットを設置することにしました。
まず今日はボンペットをご紹介します。

ボンペットは強化ガラスの器に消火用の薬剤が密封され、2つの使い方があります。
1つは火に投げ込む使い方で、これは火事になったときに投げ込む余裕がなければ役立ちません。
もう1つは、温度上昇で自動で破裂し消火させる使い方です。

今回は後者の温度上昇で破裂すると消火することを期待しての設置です。

父は寒がりでエアコンを使っていても電気毛布やアンカを使っているようです。
ですが、年齢的に電気毛布などのスイッチを切り忘れたりしても不思議ではありません。
電気毛布も故障していなければ安全だと思いますが、スイッチの消し忘れ・留守・故障と悪条件が重ならない保障はありません。

しかし、ボンペットが破裂する温度は300℃なので、火が出てしばらくしないと反応しないと思われます。
また、消火範囲もそれほど広くないので、できるなら1つの部屋に複数設置が望ましいようです。
しかし、安くはないので購入数にも限界があります。

今回は父の部屋に1個、母の部屋に2個設置しました。
父の部屋のコンロの置き場所には、先に書いた自動消火型の消火器(キッチンレオ)を取り付けるので、ボンペットは1個にしました。

今後の予定は1階にある母が使う台所に自動消火器の取付、私たちの使う2階の台所にも自動消火器の取付を予定しています。
最初、私たちの居間や寝室にもボンペット取付を考えましたが、ガラスの容器が万が一割れたときガラスが飛び散ります。
父や母は天井近くに設置したボンペットを割ることは考えにくいですが、私たちの暮らすスペースでは息子が遊んでいて何をするか判りません。
そんな理由で今回は取付けを止めました。

もちろん普通の消火器も要所要所に置いてありますが、留守の時に火が出れば役立ちません。
ほんの気休め程度でもないよりいいかと設置しました。

これから乾燥して火事が多い冬が近づきます。
みなさん、火事には気を付けたいですね。

自動消火型消火器(キッチンレオ)は次回ご紹介します。

ボンペットは販売先でかなりの値段差があります。
私はこちらで購入しました。
参考に載せておきます。


お断り:実際に私自身がテストをして役立つと判断したわけではありません。
また、強化ガラスと言っても衝撃を受ければ火事でなくても破裂するかもしれません。
火事になればガラスが危ないなどと言っていられませんが、普通の生活中に割れれば危険です。
自己判断で設置してください。

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