雪上の豆炭コタツ

ADIA

2008年04月02日 22:24

先日のキャンプ(一色の森キャンプ場)では、予定通り雪上にテントを張ることが出来て、来冬の本格的な寒さに備えたハイタイプに変身した豆炭コタツをテストすることができました。


先日の記事のように、フリースは完成していましたが、その後注文したシュラフ(下に引きずらないよう角をカットしました)の改造も何とか間に合い、ご覧のような状態です。


上の写真だけだと、凄く整頓されているように見えるので、あえて反対側もお見せします。


ハイタイプのコタツにするに、最初の疑問は果たして暖かいのか?
そして暖かいようなら、下の雪は溶けないのか?
そんな疑問を抱きながら改造したのですが、いろいろ対策をしたためもあり、かなり快適な結果となりました。
ここから下の写真は、24時間使った状態で、豆炭を交換するついでに設営の逆回しでご覧ください。


フリースとシュラフの掛け布団を外したところです。
最初は雪そのままで靴を履いて使ってみましたが、やはり足の開放感がなく、靴を脱ぎたくなりました。
そんな時のために、家庭でコタツ敷き布団の下に敷く薄目の銀マットで箱形の敷物を作って行きました。
しかし、上は暖かくても下の方はやはり温度が低めです。
そこで、荷物を置いたりするため持っていたバスマットを切ったものを敷き、いつもシュラフで使う湯たんぽを並べ、足を乗せることですごく暖かく過ごせました。


湯たんぽを外した状態です。


バスマットを外し銀マットのみです。


銀マットを外しても雪はほとんど溶けていません。
むしろ、歩き回っている回りの方が溶けています。


足の下には沈み込み防止の板を置きました。
合板を丸く切って、テーブル等の足に敷くゴムを張ったものです。


これは防水シートで使った倉庫用タープです。
豆炭コタツを使う場合、夜中は火床を外に出します。
火が入ったままなので、雨などを防げる場所が必要です。
タープを張らない場合用に去年暮れに作りました。
小さいので片隅にでも設営できます。
薪の置き場などにも便利だと思います。


今回、最低気温はマイナス4.4℃、起きている間の最低気温はマイナス2℃程度、室温は火鉢型ストーブを使って、10℃〜15℃で上着など着なくても快適でした。(テント内で私は下着にシャツ、フリースの3枚で過ごしました)
鍋物を食べているときは暑い位でストーブを切りました。
このキャンプ場は一冬に1〜2度マイナス20℃なんてこともあるそうですが、通常のマイナス10℃程度なら、今回より少し多めに着込めばこの装備で問題なさそうです。
しかし、以前から気になっていたティエラの天井への積雪はかなり早い積もり方で、対策が必要です。


ご注意:テント内の豆炭や練炭の使用は一酸化中毒の危険があり非常に危険です。もちろん他の火器も同じように危険です。ご使用になる方は充分注意をして自己責任でお願いいたします。

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