Kodiak Canvas コディアック キャンバス 1人で張るには (パート1)で紹介したゴム板を使う方法で完璧と思えた「1人で張る方法」ですが、実際に設営して、もっと楽にする方法がないか欲が出ました。
ゴム板を使うことで、テントのフックを上に向けることはできますが、ポールを持ち上げるのに力が必要なことに変わりはありません。
持ち手があれば楽になりますが、収納のことも考えた上、ポールの強度を維持することも必要です。
結果は写真のような持ち手を作ったのですが、部品から作ることができないので、市販のもので使える物を思いつくのに時間がかかりました。
使った部品はこれだけです。
メインの部品はイレクターパイプを繋ぐ部品で樹脂の接着用ではなく、金属のボルト止めの部品です。
イレクターパイプは適当な長さに切って使いました。
イレクターパイプの金属部品をそのまま使うと太さが細くて、テントのポールが入りません。
ネジの部分に切り込みを入れたアルミ板を使ってポールが入る太さにしました。
そのため、グリップになるイレクターパイプにはゆるくなってしまいます。
イレクターパイプの金属部品とアルミ板をボルトで固定し、両側をハンマーで叩き、イレクターパイプががたつかないよう調節した後、ネジ止めしています。
はみ出したアルミ板は削りました。
そして、アルミ板とボルト周辺が緩まないよう、パテ型の接着剤で固め、固まってからヤスリで整形します。
錆止めの亜鉛塗料で塗装して出来上がりです。
収納のときはこの状態です。
次にテントのポールに持ち手を支える突起が必要です。
ポールにネジを止めるだけでも問題ないと思いますが、ポールの外径とアルミパイプの内径がピッタリ合うアルミパイプが自宅にあったので、ネジで取り付けました。
この持ち手は、設営時にポールに取り付け、撤収するまで外せません。
同じ物を2個作り、撤収までそのままです。
また、ポールに通したままでは、下にずり落ちます。
結束テープで、仮止めして使います。
写真からもわかりますが、テントの傾斜に沿って持ち上げる必要があり、真上や自分の方に持ち上げるのに比べ力が必要です。
持ち手を握った右手の下に、膝を差し込むことで足の力が利用できます。
その結果、持ち手がない時とは比べものにならないくらい楽で、このテントを設営する上で最大の欠点が克服できたと思います。
追記:2020.1.22
年越しキャンプの設営は雨の中でしたが、短時間で設営出来、すごく良かったです。