今回は出発時から雨で、キャンプ場に到着後しばらくは止んでいたのですが、設営途中から霧雨が降り始めました。
こちらで紹介しましたガイドロープを使って先にペグダウンしたため、最小限の時間で張ることができました。
ペグの位置が正確なため、高さが均等で、裾のペグダウンもしやすいです。
3人でああだこうだと言いながら写真の状態まで30分ほどでしょうか。
購入後苦労して作った
入り口のフレームは使用せず、ポールを1本立てて入り口の頂点を上方に張りました。
この張り方だと、フレームより荷物が減り、フレーム頂点からの斜の張り綱が水平になり、出入りに邪魔になりません。
せっかく作ったフレームですが、今後使うことはなさそうです。
入り口は縦にファスナーがあるため、ファスナーを開けたままでも自然に閉じるので出入りしやすいです。
ファスナーの下はそれぞれペグダウンできるので、片側を止めれば寒さにも有効です。
温かい季節は両側に巻き上げ、全開にできます。
入り口部分はほぼ垂直なので、風がなければ開けたままでも雨が降り込みません。
垂直なため、風が吹くと入り口部分が風を受けます。
今回は時々突風が吹くことがありましたが、形が円錐に近くてもかなりの大きさなのでそれなりに揺れました。
裾のペグダウンは外からします。
スカート部分のビニール系の物はかなり柔軟で寒くても硬化しませんでした。
内側に入れられるので、除雪にも便利そうです。
また、地面に接するのがビニールなので裾の汚れ防止にもなります。
トップ近くに4個の通気口があります。
これは閉じられませんが、中はメッシュになっています。
内側から見ると、外以上に個性的できれいです。
生成のコットンを通した光はやさしくて心地よいです。
センターのポールに下がった紐とカラビナは中心の照明を引き上げるのに使います。
先日紹介した
トップの金具を使っています。
この写真には写っていませんが、ポールの一番下の金具は照明を引き揚げた後、紐を止めるのに使います、
上から2番目の金具は2個の扇風機を下げます。(別記事で後ほど)
奥の左が2人用テント(私と妻)、右が1人用テント(息子)、中心に遠赤外線ストーブのコタツです。
左右の壁際にはそれぞれテーブルを置いています。
照明はテーブル用にLED電球、全体の照明にはイルミネーション用を巻きました。
イルミネーション用の照明は外から写真を撮ったときを考えて準備したのですが、使った結果はテント全体がやさしい明るさで心地よかったです。
夜の写真もきれいですよ、日記はしばらく後になりますが、お楽しみに。
最近のイルミネーション用照明はLEDなのでそのままでは光が強く眩しいです。
その上、スポット状の光が出て、テントには小さな丸いスポット光が無数に出てしまいます。
これを避けるため、溶かして使う樹脂製接着剤(半透明)をLED1個づつに丸く付けました。
樹脂製接着剤を溶かして200球に付けるのは大変でしたが、光が柔らかくなりスポット光が消えて快適でした。
今回は初日の夜中まで雨で、コットンテントの初張りとしては最悪でしたが、逆にいい検証になりました。
このテントは水を結構弾きますが、徐々に水が浸みた(白っぽくなります)ところが増え、1時間ほどで全部が濡れました。
それでも内側から触ると湿っている程度で、濡れた感触はありません。
今回の雨はそれほど激しい物ではなかったですが、余程の雨でない限り問題なさそうです。
外気温と室内の気温差が10℃ほどで料理をしたりお湯を沸かしても、結露はありません。
3日目夜明けの最低気温はマイナス3℃でしたが、外は凍っていても中は結露がないので内側に氷が付かず、溶けて水滴が落ちることはありませんでした。
外が凍った状態でお湯を沸かしても結露はありませんでした。
今回の気候で結露からの水滴落下に備えて荷物を避難する必要が全くないのは初めての経験です。
結露のない実用上のありがたさももちろんですが、自然な素材のテントがこれほど心地いいとは想像以上です。
高い天井の開放感も、照明の効果も手伝って最高でした。
3日目は快晴でしたが、朝日があたった後、木の陰になる場所で、日があたる時間が少なく乾きませんでしたが、綿のため畳んだ奥に水滴が残ることがなく、扱いやすいです。
ただし、帰ってから完全乾燥が必要です。
私の場合、事務所の来客用テーブルに乗せて(お客さんが来たときは移動してますよ)、これで3日目乾燥しています。
ついでなので片付けないでいますが、今はエアコンを使っているので、1日でほぼ乾燥したようです。
重さと乾燥、汚れやすいなどの問題を差し引いてもコットンテントの快適さはお勧めです。