電球型蛍光球に関して

ADIA

2010年03月24日 15:09

先の「電球飛散防止」と「前記事に対するお詫びと警告」を読んでいただいた方、そして、電球型蛍光球が便利そうだと思っている方にお知らせしたい記事です。


先の記事で使った蛍光球はまだ無事に点灯していますが、内部の構造を知るため、分解してみました。


①の黒色はシリコーンの色で普通は右側のように白いプラスチックです。
ガラス球と金属部分を繋ぐプラスチック部分を削って中が見えるようにしました。
中身は電気回路の基盤部分がむき出しです。
②の白い部分はガラスを固定する接着剤かコーキング剤が使われています。
意図的に隙間を作るようにはなっていないようです。
ところが、接着は思ったより適当で、③のように隙間ができています。

元々室内で使うように設計され、濡れることが前提になっているものではないので仕方ないですが、仮にテントで使用して結露で濡れた場合、毛細管現象で水が内部に入り、何か偶然が重なって逆さするなどした場合、ショートする可能性がありそうです。
簡単に使え、電球色もあり、消費電力が少なく、発熱量も少な目で、電源サイトで使う場合、欠点がないように思っていましたが、このような問題があることに気付くことができて良かったです。

今回は1メーカーの1商品、それも1個のみの場合なので、すべての蛍光球が同じとは言えませんが、テントの結露が落下して濡れた場合、注意が必要そうです。




そして、先の記事の本来の目的であった接着剤塗布による飛散防止の効果ですが、ハンマーで割ったところ飛び散ることはありませんでした。
割るには結構力が要ったので、何も対策しなくてもそんなに簡単に割れる物ではなさそうです。
しかし、現在、この飛散防止と安全を両立できるものを作っていますので、出来上がったら記事にします。
ぜひご覧下さい。

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