ユカギルマンモス 豊橋市自然史博物館

ADIA

2006年06月01日 16:18

2005年愛知万博で展示されたユカギルマンモスが、豊橋市自然史博物館に来ています。
愛知万博は計画初期、閉会後海上の森を住宅地に変える計画が変更を余儀なくされました。
終わってみると環境万博として、成功したかのように言われていますが私は反発を感じて行きませんでした。
しかし“ユカギルマンモス”と“サツキとメイ”の家は私も妻も息子も心残りでした。
そんな時、偶然ユカギルマンモスが愛知県の豊橋市自然史博物館で展示されていることを知り、行くことにしました。
最初はフジテレビが主催し、お台場マンモスミュージアムとして展示され、次に豊橋に来たわけです。
万博が終わったときサハ共和国へ無事返還されたことは何回も報道されましたが、いつの間に戻ってきたのでしょうか、正直驚きました。

見に行くことに決めたとき、土日の混雑を予想し平日に行くことにしました。
これは正解だったようで、土日は入園券を買うのに並び、博物館では2時間並ぶ状態もあったようです。
しかし昨日は本当にゆったり満足するまで見ることができました。
残念ながらユカギルマンモスは撮影禁止なので写真はありません。

展示室はあまり大きくなくガラスを挟んですぐ近くで見られました。
冷凍された頭部は白っぽく見え、目の部分らしきところには穴が開いていました。
眼球らしき物はありませんでしたが、その表情は何か遠くを見つめているようで、静かで寂しげで優しげでした。
7才の息子はどのように感じたかわかりませんが、1日分の授業と引き替えに見たユカギルマンモスは何十倍も価値があると感じました。





展示室入り口のイラストの前で


マンモスの歯と牙は触れることができました。
しかし、どちらもニスで塗り固めれられつるつるしていました。
何のために手触りを味合うのかわかりません。
牙は写真を撮っていませんが、一部ニスが禿げてザラザラしており、これが本当の手触りのようです。


冷凍のユカギルマンモスを研究して復元されたマンモスです。


マンモスの足の大きさがわかります。




ユカギルマンモスの出口にはお土産が売れれていて、牙の欠片が付けられたプレート等を購入しました。



常設ルームには恐竜化石のレプリカ等が展示されています。


自然史博物館前の公園内には恐竜の模型が10体前後あります。








持参したお弁当を木陰で食べました。


白熊 ガラス越しに水中と地上が見られます。


ダチョウ


手前 セーブルアンテロープ


サイ


通路(まん中の通路を人間が通って見学します。ここはカンガルー等がいますが、この時は写っていません)
園内には動物園がありますが、上のように新しいタイプの展示がされ非常に気持ちよく自然に見ることができます。
しかし、半数の動物は旧施設で見ていても悲しくなります。
早く全ての施設が新しくなり、いい環境で見られるようになるといいですね。


温室外観


こんなお庭があったら気持ちいいでしょうね。


すばらしい、水草水槽がありました。



ホンドリス
以前ご紹介したタイワンリスよりずっと可愛いと思いませんか。
私の行く山や金華山に繁殖したタイワンリスの代わりにホンドリスがいたらどれだけいいかと思います。


自宅から豊橋市自然史博物館までは片道140km、名神リフレッシュ工事のため渋滞覚悟で出かけました。
他の自動車道路で迂回をすると片道40km以上遠くなります。
行きは3時間、帰りは3時間半ほどかかりました。
現時では5時間ほど歩き廻りましたが、広くていいところです。
今回の入園料はユカギルマンモスを含めて大人1200円、子供700円でした。
レストランが1件ありますが、お弁当を持って天気のいい日がお勧めです。

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