設営と撤収、それぞれ30分短縮できるかも

ADIA

2022年06月04日 09:24

「キャンプ場では少しでも仕事を減らし、快適に過ごしたい」

私の場合、これを基準にキャンプ道具を選んだり作ったりしています。
いろいろなキャンプスタイルがあり、何かを否定するつもりはありませんが、キャンプでの常識を忘れることで、ずいぶんストレスから解放されることがあります。
家族の人数、車の大きさなどで、できないこともありますが、参考になれば幸いです。

お断り:ここでの「常識を忘れる」とは、マナーなど絶対に必要なことを忘れるという意味ではありません。

①テントの収納 短縮時間 設営撤収で10分程度
収納袋は使いません。
仮に雨が降れば、テントをきっちり畳んで収納袋に入れる余裕はないです。
また、車内が濡れないよう、ビニール袋に入れる方が多いと思います。

そこで、最初から箱(セメントなどを混ぜるためのプラ舟)を荷室に積んでいます。
その箱に、ざっくり畳んだテントを入れてキャンプに行きます。
撤収後もざっくり畳んで入れるので楽です。
濡れていても車内は濡れません。
私の場合は車内ベッドの下に入れているので、濡れたテントの上にはシート類や濡れていい物を置きますが、上に濡れて困る物を置きたければ、小さめの防水シートを掛けてもいいです。

収納袋から引っ張り出す手間、きちんと畳んで収納する手間がなくなります。
その代わり、帰ってから収納スペースを最小にするには畳み直し、収納袋に入れる手間があります。
でも、濡れていたらどうせする作業ですよね。
また、乾いていると思っても乾燥し直さないと、特にコットンやポリコットンの場合、カビの原因になります。
私の場合は、乾いていても広げて乾燥後、大きな棚にざっくり畳んだテントをそのまま置いています。


②就寝用のマット 短縮時間 2~3人分 設営撤収で30分程度
インフレータブルマットは使いません。
収納と寝心地を考えるとインフレータブルマット以上の物はないと思います。
厚さ5cmのサーマレストを10年以上使っていました。
新しい内は自然に膨らむ割合が多いですが、古くなるに従い膨らみにくくなります。
使っていた当時は3人分空気を入れ、堅さの調節をし、撤収では小さく巻いて収納袋に入れる。
これって、ストレス感じませんか?
寝具は妻が準備していることが多いです。
手が空けば私も手伝いますが、それでもかなり時間が必要でした。

今は夫婦2人分なので長布団を使っています。
寝心地はサーマレスト以上です。
写真のマット(エムール 長座布団 ごろ寝マット Lサイズ アマゾンで購入)は布団と同じ綿を使用した国産の製品で約180×65cm、厚さが10cmほどあり快適です。

使い始めた頃は、布団収納袋に入れ、空気を抜いて積載していましたが、それさえ面倒で、今は袋に入れないでそのまま積んでいます。
当然嵩張りますが、広げるだけで楽ですよ。
車の収納が許せばお勧めです。
我が家は車内ベッドとテントで兼用です。
帰ってきたら、車のベッドに広げて置いたり、時には妻が太陽に当てています。
自宅で収納する時は、乾燥後この布団収納袋に入れています。


③コット 短縮時間 2~3人分 設営撤収で15分程度
組み立て式は疲れます。



「UNIFLAME リラックスコット」です。
収納袋に入ったまま立てたら収納袋を上に抜きます。
少し苦労するのは広げきるとき、左右に手が届かないことでしょうか。(笑)
でも、荷物を運んだ後の狭いテントの中でも組み立てるためのスペースが要りません。
片付ける時は畳んで、立てたままで上から収納袋を被せます。
組み立てるコットを使っている頃は、私が組み立てていましたが、今はテントに運んだら、後は妻にお任せです。
広げるだけですから力が要りません。
何処に座っても安定しています。
ですが、嵩張って重いです。
ソロやデュオなら少々嵩張っても何とかなります。


④チェア 短縮時間 2~3人分 設営撤収で5分程度(組み立て式のチェアは使ったことがないので想像です)
チェアも組み立て式は面倒です。


袋から出したら広げるだけです。
すごく簡単で座り心地も安定しています。
特に「YOLER アウトドア キャンプチェア」は重いので、少々の風で倒れることがないです。
ですが、収納は布部分が嵩張ります。


⑤食器 短縮時間 2~3人分 2回の皿洗いで15分程度
1泊のキャンプでお皿は洗いません。

現在、皿と小鉢は「ユニフレーム キャンププレート」を6個、「ユニフレーム キャンプボール」を3個使っています。
お皿類を使うのは夕食と朝食なので、この枚数の皿で洗わないでも足りています。
使ったらキッチンペーパーで拭き取りそのまま持ち帰り自宅で洗います。
ステンレスやチタンのマグカップは余程しつこい汚れでない限り、お湯で濯げば洗剤は要りません。
キャンプ場で水場に行く回数が減り、洗剤の使用がなく、環境にもいいです。
ただし、鉄のお皿や鉄板、スキレットは、洗って乾かし、オイルを塗って持ち帰ります。
鉄器類には洗剤を使わないので、洗剤を持参することがなくなりました。
お断り:現在我が家では、パンと炭火で焼いた食事がほとんどで、鍋類は使っていません。


⑥箸 短縮時間0分
長い間、木の箸を使っていましたが、車中泊では洗う必要がある箸は不便です。
最近はキャンプでも割り箸を使っています。
スーパーでもらった箸を使うこともありますが、買う時は「FSC箸 国産ひのき間伐材使用 紙の個包装」を購入しています。

国産間伐材で紙の個包装、少々高いですが、せめてもの拘りです。
割り箸なら洗わないで焚き火で燃やせます。


各作業の短縮時間を足してみると、1時間15分になりました。
時間以上にストレスが軽減されると思います。

仮に設営と撤収が、それぞれ30分程度早くなると想像したら楽しくないですか?


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