着火剤製作のすすめ

ADIA

2009年01月22日 09:24

最初にお断りしますが、たまたま材料があった私は予算ゼロで作っていますが、鍋やろうそくを最初から揃えるとそれなりの価格になり、ろうそくは石油から作られていると思うので環境に優しいわけでもありません。
便利さ、見た目の良さで作ってみました。

先日のPINGUさんのところでのコメントで少し触れ、11月のキャンプでは使っているのでpiyosukeさんのブログでも少し触れられていますが、嵩張らなくて、マッチ1本で着火でき、新聞紙も要らないです。
その上、自然発火の危険もないと思いますし、煤もほとんどでないですよ。
これまで私は松ぼっくりを着火剤として使っていましたが、松ぼっくりは案外最初に火がつきにくく、トーチを使うか、少量の新聞紙が必要です。
その点、マッチやライターで簡単に着火できて、便利な上、市販の着火剤より雰囲気もいいですよ。


最初に長さ10cm程のよく乾いた薪を準備します。
薪の代わりに、小枝を拾ってよく乾かせば使えます。


太さ1cm程度(細い方が燃えやすいです)に割ります。


こんな感じになりました。


鍋(要らないもので、今後は専用に)にろうそくを溶かします。
私の場合は他の目的で買ったろうそくが大量に余っていましたが、100円ショップで一番体積の多い一番太い普通のろうそくを買うのが一番安上がりでしょうか。
最低でも10箱程度は必要でしょうね。
この写真の薪の量を一度に煮るには20箱程度使っています。

溶かしたろうそくで細かく割った薪を煮るとき、温度が上がりすぎると引火することがあると思うので、必ず離れないで、温度が上がりすぎないよう作業します。
薪から泡が出始めて10〜15分煮て、少し温度が下がるまで放置しました。


ロウが固まらないうちに段ボール箱などに取り出します。
これで完成です。


マッチ1本で火がつけられます。


薪その物よりロウが燃えているので、火力も時間もたっぷりです。
下の黒い部分は溶けたロウです。
下にロウが流れて困るものでは使わない方がいいと思います。
3〜5本もあれば焚き火の着火剤として十分燃えてくれます。
炭の着火剤としても使えます。

面倒なことが好きな方は作ってみてはいかがですか。

関連記事