焚き火の着火

ADIA

2019年01月23日 17:45


幹巻きテープ(ジュート麻)

みなさん、焚き火の着火剤は何を使っていらっしゃるでしょう。

最初の火(ライターなど)は気温など条件次第ですが、薪に着火するまでの燃料として最適な幹巻きテープをご紹介します。

着火剤といえばいろいろありますが、以前私が作った物も含め

● ゲル状のアルコールや灯油を染みこませた物など燃料系の物
  簡単に使えますが、車の中に放置した時心配です。
  灯油を染みこませた物はくさくて、煤が多いです。

● 松ぼっくり
  現地で拾えればいいですが、持って行くには嵩張ります。それに燃え始めるまで少し時間がかかります。
  でも雰囲気はいいですね。

●ティンダーウッド
  油脂が多い木切れですが、価格が高いです。
  雰囲気はいいです。

● 薪を細く割り、蝋をを染みこませた物(ティンダーウッドをヒントに作りました)
  良く燃えて雰囲気もいいですが、鍋でロウソクを溶かして煮たので、思ったよりコストがかかり、作るのが面倒です。

● コーヒー豆の麻袋
  以前は無料でもらいましたが、ネットでは結構高い値段で売られています。
  また、以前の物は良く燃えましたが、最近手に入れた物は何故か燃えにくかったです。

幹巻きテープ(ジュート麻)
  ホームセンターの園芸品売り場で10cm×20mで230円弱でした。
  編んである紐がコーヒーの袋より細く、編み方も荒いので良く燃えます。
  1m単位で使うとして1回の着火で12円、2m使っても23円です。

アウトドア用品にもいろいろ売られていますが、結構高いので今回最初の写真でご覧に入れた幹巻きテープがお薦めです。


私は1m程度に切って袋に入れています。
一泊のキャンプなら予備を含めて5mもあれば十分です。


ところで、肝心の最初の着火ですが、気温が低い時はライターが着火せずイライラすることがありませんか。
ガスライターはもちろん、最近売られている「プラズマライター」「アークライター」も充電式なので冷えるとまったく放電しなくなります。

低温でもオイルライターなら着火すると思いますが濡れた時はどうにもなりません。



現在私がキャンプで使っている物です。
火花を出すタイプの着火器具なら、低温はもちろん、濡れても水をぬぐえば使えます。

私の使っているマグネシウムのものなら、幹巻きテープの上に削った粉を載せ、火花を散らせば着火します。
幹巻きテープを手でほぐしてからなら、マグネシウムの粉を作らなくても火花だけでも何とか着火できました。

そして、いろいろ湿ってしまった時など、最後(笑)の手段は


Live Fire Gear(ライブファイヤーギア)  ファイヤーコード

ファイヤーコードの中に赤い着火剤になる紐(赤い←)が入っていますので、適当な長さに切って置けばハサミやナイフがなくても使えます。
コードの切れ目から引っ張れば取り出せます。

この着火剤はライターならそのまま、火花で着火するなら少しほぐしてから使います。
防水処理がされているそうで、濡れても使えます。
また、中身を引き抜かないままのでは着火しないので持ち歩きにも安心です。
中身を引き抜かないで切り口に火を当てれば、回りが溶けてほつれ防止ができますが、長く火を当てれば普通の化学繊維のロープ程度には燃えます。


キャンプでの焚き火だけなら、たとえばガスバーナーでも持って行けます。
でも、いつも持って歩く訳にはいきません。

災害はもちろん、アウトドア好きの人なら携帯の電波が届かない山の中で車の故障も考えられます。
そんな時、火があればどれだけ心強いか。

マグネシウムの着火器具、ファイヤーコード、麻の布は常時持ち歩いても嵩張らなくて危険がなくいいと思います。

注意:マグネシウムの塊(棒)とファイヤーコードを高温になる車内に置くことが安全かどうかわからないので、私の場合は麻の布やティンダーウッドを車内に常備し、メタルマッチとファイヤーコードでできたブレスレットを普段持ち歩くバックに入れています。
そして、上の写真のマグネシウムの着火器具はキャンプ道具に入れています。



Live Fire Gear(ライブファイヤーギア) 550 ファイヤーコード

私は赤を購入しました。色や長さが選べます。




Bush Craft(ブッシュクラフト) ファイアコードブレスレット

私はこのブレスレットをバックに入れています。




BOKER(ボーカー) プラス ファイヤースターター

キャンプ用に今買うなら、カバーが付いたこの辺りかな?



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