焚き火缶

ADIA

2011年12月06日 16:34



1週間ほど前、リサイクルショップでステンレスの缶を見つけました。
既製品ではなく、特注で職人さんが作ったようで、板厚も厚く、しっかりした作りです。
3000円で年末バーゲン中、2400円です。

手に取ってしばらく見ていましたが、使い道を思いつかないのでそのまま帰ってきました。


それでも気になって、いろいろ考えました。
何日か考えた結果、一斗缶を思わせるような形と大きさ(高さ385mm×245mm×245mm)から、焚き火台を作る事にして、再び買いに行きました。

市販の焚き火台には傑作だと思う物もあり、買えばいいのですが、長年買わないで済ませています。
それらの市販品はもちろん折り畳めますが、この缶を使うと折り畳めません。
その特徴を最大限に生かす焚き火台を考えました。



上から200mmの2面に4個の穴を開け、内側に高ナットを取り付けます。
そして、空気穴として側面に合計92個の穴を開けました。
もう1列くらい穴を増やしたいのですが、合計96個の穴を開けたらドリルがだめになりました。
1度使ってみて足らないようなら増やすことにします。
ドリルは、ステンレスの板にも綺麗に穴が開く、ちょっと特殊な形状のものを使いました。


内側です。



薪は横に開けた穴より上で燃やしたいので、薪が乗る網が要ります。
ステンレス棒や板を使えばきれいなものができますが、缶の値段より材料費が高いです。
そこで、割安なキッチン用品で探しました。
1枚600円程度です。



2枚をボルトで貼り合わせ、大きさを合わせてカットしました。



こんな感じに収まります。
この形状の特徴は、かなり細い枝も下に落ちません。
薪が燃えた後の熾きも、小さくならないと落ちません。
でも、灰は下に落ちると思います。

そして、最大の特徴は、溜まった灰ごと持ち帰ることができます。
もちろん、臭いが気になると思うのでビニール袋に入れます。

朝、焚き火をしても撤収中に冷えれば、後始末が要りません。
一見嵩張りますが、私の場合は薪を持参するので、中に詰めれば無駄はありません。

使う前に灰を入れておけば、火鉢と同じで底は熱くならないと思います。
何か台の上で使うか、足を取り付けるかは未定ですが、溶接しないで取り外せる足を付ける方法はかなり難しいです。
これも、1度使ってみてから考えます。


突起物がないので積載し易く、薪も長さを短めにすれば、回りに火が落ちることもないと思います。
風にも強いでしょうか。
ちょっと普通とは違った焚き火台、一見すると一斗缶で焚き火しているように見えるかもしれませんが、いかがでしょうか。


追記
近所の店ではステンレスのアジャスター用座金が売っていないので、足の取り付けをどうしようか迷っていましたが、ネットで見つけました。
後日取りつけたら記事にアップします。

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