暖房補助器具(ファンタイプ 2)

ADIA

2010年01月29日 12:08

前記事の暖房補助器具(ファンタイプ)が出来上がって冷静に見てみると、かなり目障りな存在です。
そして、テーブルがないと使えません。

そこで、よりシンプルに、ストーブ単独でも使えて、分解すれば嵩張らない物を作りました。
1個目は丁寧に仕上げたのでちょっともったいないのですが、2個目の方がはるかに良さそうです。



新しく完成したものです。



作り方は、最初に5mmほどの厚さの合板を5枚重ねて丸く切ります。

1枚はそのままにあとで使います。
2枚の裏同士で木目を90度回転させをそれぞれ木工ボンドで張り合わせます。
これを2個作ります。
最初から厚い合板を使わないで、裏同士で90度回転させたのは使い始めてからの反り防止です。


張り合わせた1枚がこれですが、角度を決めて5mmの穴を1か所開けます。
穴の角度は正確に計測し決めるのがいいですが、私の場合はある程度はカンです。
開けた穴は、もう一枚の張り合わせた板に4カ所開けるガイドとして使います。
これは張り合わせないで、最初から厚めの板を使ってもかまいません。


ガイドの板と、実際に使う板を重ね、ガイドの穴にしたがって5mmの穴を1個開けます。
次にガイドを90度回転し、穴を開けます。
これを繰り返し、4カ所の穴を開けたら、開けるときに下になっている方に、最初に作った5mmの合板を張り合わせます。
これで上になる面の穴が塞がれた状態になります。

後は、綺麗に磨いて塗装します。
裏面にはファンを磁石で止めるための鉄板を張りました。
これは磁石より少し大きければ何でもいいです。
(写真が少なくてすみません。)



次に長さを揃えた太さ5mmのステンレス棒に、それぞれ2カ所切り込みを入れます。


バーナーで真っ赤に熱して曲げたのがこの状態です。


ストーブの上部の穴に、こんな具合に差し込んで使います。


テーブルにセットした時はこんな感じで、随分シンプルになりました。


今回のものはテーブルを外しても使えます。

ステンレスの棒とファンは分解できるので、持ち運びも嵩張りません。

ステンレスの棒を回転したり、板に開けた穴を角度を変えて増やせば、他の天板に穴があるストーブなら使えます。

ご注意:ファンが止まると熱でファンが溶けるかもしれません。

お断り
私はテント内で火器を使用していますが、基本的には危険なので禁止です。
細心の注意を払っても、火事や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
一酸化炭素中毒を避けるため換気に気を付け、念のために一酸化炭素警報機を使用していますが、気温が低いと警報器の使用範囲を下回り、使用不可能になります。
ストーブなど火器は自己責任でお願いいたします。

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