今年の1月にオークションで手に入れたこのストーブ、先日角川で使ってみたところ、広いランドロックでは少々非力な感じです。
テーブルと椅子を使って過ごす場合、我が家にある範囲ではこのストーブがベストですが、やはり空間がたっぷりある場合は、コタツが最強、我が家の暖房の原点である豆炭コタツはやはり温かいです。
ただしコタツだけではやはり上半身が寒いので何らかの暖房器具が必要です。
下の写真の右側の火鉢型のストーブは側面がまったく熱くならず、コタツの横に置くストーブとしては最適です。
しかし、火鉢型のストーブは、側面が温かくないと同時に横に座ってもほとんど温かくなりません。
対流式としてテント内全体が温まらないと暖房として効果がありません。
そこで補助器具を考えました。
素材は、麺の湯きりです。
大小2個使いました。
大きい方に小さな方が丁度はまる物を探しました。
最初に大小2個とも取っ手を切り取ります。
小さな方は上に窪みをつけます。
これは溶岩ですが、20~30年前に買ったガス式のバーベキューコンロに付属していたもので、下からガスで溶岩を熱することで遠赤外線で食材が焼けるといった製品でした。
ところが火力が弱くて使いものにならず、溶岩のみが取ってあったものです。
溶岩を大きなネットに入れ、小さな方で蓋をしました。
上の状態のままのせると、転げ落ちた時危険です。
そこで、火鉢型のストーブ(3枚目写真右側)用には五徳に引っかけるフック(短い方)を付けました。
小型のコンロ(3枚目写真左側)用にはバネ状の留め具(長い方)を付けました。
(小さな穴は使った素材に開いていたもので、必要のない穴です。)
火鉢型のストーブにセットしたところです。
小型のコンロにセットしたところです。
こちらの方が赤くなっていますが、炎の形状の違いのようで、計測した温度に違いはありません。
自宅で使った結果は温かいです。
膝程度の高さで、燃焼部分から50cmほど話して温度計をセットしたところ、この補助器具なしの状態では室温プラス1~2℃、補助器具を使うと、室温プラス7~8℃、温度差は6℃程度あり、かなり温かいです。
この時、補助器具をのせると輻射熱のためか、炎が大きくなるので、普通の状態まで再調節しています。
温度差は6℃程度ですが、期待通り遠赤外線が出ていれば体感的には温度以上の効果があるかもしれないです。
試しに溶岩の代わりに針金を丸めた物を入れてみましたが、針金は赤くなりますが、上に抜ける熱が多くてあまり温かくなりませんでした。
溶岩を入れたことで上に抜ける熱が減り、溶岩が熱くなることで回りが温かいようです。
小型の反射式石油ストーブで同じように温度を計測した時と同じ程度の結果なので、回り全体が温かいこの方法は回りを囲んで暖まるには反射式より使い勝手がいいです。
ただし、火の位置が黄色のストーブや反射式より高いので、コタツに使うと顔が暑いかもしれないですね。
積載の都合、煮炊きに使うかどうか、そのときのキャンプの状況で3つのストーブのどれを持って行くか決めますが、この補助器具で使い方の幅が広がったことは確かです。