そろそろキャンプも冬支度ですが、みなさん湯たんぽはお使いでしょうか。
家庭で使うのと違い、湯沸器や大きなケトルは使えないため、直接火にかけられる金属製の湯たんぽが便利ですね。
普通に湯たんぽを使う場合、お湯は適温にして沸騰させるような使い方はしませんが、お昼の時間がある間にお湯を沸かしてシュラフに入れておく場合、かなりお湯の温度を高くします。
ところがこんな時、私の場合だけかもしれませんが、つい沸騰するまで放置してしまいます。
沸騰したお湯がこぼれてもいい状態で火にかけている場合は問題ないですが、濡れて困るコンロなどを使っているときは焦ります。
この対策として理想なのは、中心に給湯口があり、口が大きめの湯たんぽを使うことですが、現在使っている湯たんぽを破棄して新たに人数分買うのはコスト的につらいです。
マルカ 純銅製湯たんぽセット(現在入荷待ち)
できればこれが3個欲しいです。
そこで、こんな物を作りました。
最初に、口の細いポリプロピレン製のボトルを探します。
これはコンタクトレンズの洗浄液のボトルです。
本体の太さが直径7cm、口の太さが15mmです。
シリコーンを厚さ5〜6mmほど塗ります。
今回は工事などで使うシリコーンシーラント(330mlで300円ほど)が安いので使いましたが、専用の器具(シリコンガン、500円以下で買えます)が必要です。
この写真の場合で150mlほど使っています。
手を洗剤を混ぜた水で濡らしながら形を整えます。
2日ほどしてシリコーンが硬化したらボトルの下をハサミで切り取り完成です。
最初はボトルを抜き取る予定でシリコンが剥離するポリプロピレンのボトルを使いましたが、このままで使っても熱の問題はなさそうなので抜き取るのはやめました。
それでもシリコーンは湯たんぽとの繋ぎ部分の関係で使った方が便利です。
湯たんぽに取り付けるときは、回しながら入れれば固定できます。
ただし、深く入れすぎると湯たんぽの水面より口が中に入ってしまい、温度が少し上がっただけでもお湯が溢れます。
湯たんぽの蓋が替え部品として手に入れば、蓋に穴を開けてボトルを取り付けるなど湯たんぽとの繋ぎ部分が痛まなくて、使いやすい物ができそうですが、今回は蓋が手に入りませんでした。
普通に湯たんぽだけ使うと、お湯の量を少な目にしても沸騰すると吹きこぼれます。
今回の器具を取り付けて、上と同じお湯の量で沸騰させてもこぼれません。
火を止めればお湯は中に戻ります。
より吹きこぼれを防止するには、コンロと湯たんぽの間の片側に金属棒を挟んで傾け、給湯口が上になるようするといいですが、最終的には真ん中に給湯口があり、口が大きい湯たんぽが欲しいです。
上でご紹介した銅製湯たんぽ以外にも真鍮製、ステンレス製など発売されています。
問題は値段ですが、新たに揃えるなら高くてもお勧めです。
ご注意
この器具は外れやすいので、作られた場合は火傷など注意して自己責任でお使いください。
また、湯たんぽは低温火傷の危険があります。
特に湯温を高くしてシュラフに入れ、寝るときに予想より冷めていないと危険です。
特にお子様には注意しましょう。