Sibley 500 入り口フレーム交換

ADIA

2012年10月11日 17:14



先日のメインポール交換は軽量化が目的でしたが、今回は錆防止が目的です。
オリジナルは鉄製で、綿の幕体に密着した状態で使うため、いつかは錆びて幕体を汚すだろうと思います。
そこでステンレスのパイプに交換しました。


最初に太さ16mmのステンレスパイプを長さ15cmに切り、左に1個、右に2個の穴(2mm)を開けます。



左の穴の外から太さ0.55mmのステンレスの針金を差し込み、右の1個目の穴から引き出し、2個目の穴に再び入れます。



次に写真のように半分は密着した状態で、残りは隙間が開いた状態で巻き付けます。
半分隙間を開けた理由は、針金一巻きの長さが7mだった為ですが、接着剤で固めるので、これで問題ありません。
上の写真とは左右が逆になっています。



針金の隙間があるほうにエポキシ樹脂の接着剤をたっぷり塗り、太さ19mm(内径17.4mm)のステンレスパイプに差し込みます。
そして、外に出た針金の隙間がない方にも接着剤を塗り、拭き取ります。



次は直角に曲がった部品は、太さ19mmのステンレスパイプをバーナーで熱して叩き徐々に曲げました。
円形のまま曲げるのは無理でしたが、ネジ留めするにはかえってよかったです。
半分がネジを切っていないタイプのボルトを取り付けてから、ボルトの頭をカットしています。



ナットの部分はエポキシパテで固めました。
ナットのゆるみ防止と幕体を傷つけない保護用です。



出来上がった物ですが、重さは1950gです。
針金を巻いたのは細いパイプの外径と、太いパイプの内径を合わせるためですが、繋いだ感触は必要以上の遊びはなく、ピタリと繋がりました。
パイプを繋いでいないので収納も嵩張りません。



付属しているオリジナルですが、重さは2350gで、結果的には軽量化もしています。


これで幕体が濡れても安心して使えます。


追記(2012.11.26)
苦労して作りましたが、今回使いませんでした。
代わりに入口の外にポールを1本使っています。
入口頂点からの張り綱が地面に向かわず水平になるので出入りも楽です。
荷物も減りますので、今後も入り口フレームは使うことはなさそうです。


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