モーニンググローリー弱点???

ADIA

2022年11月09日 17:53

この記事の内容は、私がモーニンググローリーを使ってみて感じたことで、メーカーさんの設計思想も知らず、メーカーさんとお話した訳でもなく、勝手な意見と印象であることをお断りしておきます。
参考意見としてお読み頂ければ幸いです。


11月6日から8日までモーニンググローリーを使ってキャンプをしてきました。
到着時、天気予報より風が強く、どうなるか気になりましたが、あえて琵琶湖に向けて開けたサイトを選び、風向きより琵琶湖が見える角度を優先してテントの向きを決めました。
横風が強く、帆に風をはらんだ状態になりました。
出かける前の予報では風速2mでしたが、現地での天気予報は4m、水辺なのでもう少し強かったかもしれません。

2時間ほどで風が止みそうですが、それまでが不安で、新しいテントを破きたくないです。
せっかく立てたテントですが水辺側が林になったサイトに移動し、今度はテントの向きを風に正面が向くようにしました。



2度目のテントの設営が終わって少し風が弱まった頃の写真です。
風が正面から入ってテントは風船のように膨らみ、裾から抜けています。
正面はテントの張り綱の取り付け部分が補強されているので安心です。

写真ではビルディングテープが緩んでいますが、正しくペグダウンしても、太いゴム紐をペグダウンしているので風でずれています。

グランドシートは防水シートを切って作りました。
立ち上がりのあるシートは市販品の一部を改造しました。



赤丸部分はテンションを掛けない場所なので補強されていません。
青丸部分は補強されています。



赤丸部分は、説明書にもありますが、テンションを掛けないで使用する部分です。

下の幕を巻いた時使うループにロープを結んでいる動画をいくつか見かけました。
説明書には特に何も書いてありませんが、黒いループが正解だと思います。



上の写真の内側です。
元々この部分はテンションを掛けないで、内部の空間を広くするための補助のようです。
ですが、ほどよく調節して置いても突風が吹いたらどうなるのでしょうか。
構造的にすごく不安です。

いっその事、ここはペグダウンしないか、弱いゴム紐で引いて置く程度がいいように思います。


このモーニンググローリーは今シーズン最後の抽選で当たったものですが、次期の製品は是非補強してほしいと思いました。



前面の真ん中のポール部分上はしっかり補強されています。


上の写真の内側です。



サイドのポールの上側もしっかり補強さています。


上の写真の内側です。


偉そうに言うつもりはありませんが、いろいろなテントを使ってきて、一番不安に感じるテントです。
テントは風向きに合わせて張るのが基本かもしれませんが、区画サイトの関係や風景の良さを優先することが多いと思います。
また、風の向きは変化します。
突然横風が強くなったら、補助の張り綱部分が破損するのではないかと感じました。


前室部分の形状が魅力的で、雨が少々降っても風景を見ながら過ごせるだろうと、一目惚れしたテントです。
中間の張り綱がテンションを掛けることができればずいぶん改善するように感じます。



キャンプは自然が相手です。
どんなテントであれ、危険だと感じたら、ポールを倒したり、撤収するなど、対処が必要だと思います。
風が強い時のストーブ(特に薪ストーブ)の使用は止めた方が良さそうです。


私の使い方は、風が強いと判っている場合は、風に強い「KODIAK CANVAS」を使います。
モーニンググローリーを使う予定の場合も、現地で思ったより風が強い場合に備え、レンコンテントを予備に持って行こうかと考えています。

雨に対する耐性は、今回は天気が良くて判りませんでしたが、仮に雨漏りしてもコットン用の撥水剤(ニクワックス コットンプルーフ)を使えば解決できると思います。


追記:2023.1.31
2023年モデルから、張り綱が追加されるそうです。

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