パイルドライバー、修理と改造

ADIA

2013年06月04日 13:30



この写真を見て、「締め付けできるの?」と思われた方、今回はその部分が改造部分です。

以前の記事で、パイルドライバーのネジが擦り切れ、締め付けができなくなり、延長部分が止まらなくなったときは、市販のチョウボルトと交換すればある程度の応急処置になると書きました。

それでも何年か使っていると、予想通り本体側のネジが擦り切れ、チョウボルトの交換では直らなくなりました。
スノーピークに修理を依頼するとどのように修理するのか知りませんが、私なりに少し改造してみました。

今回は6.5mmのドリルでネジの穴を広げ、8mmのネジに合うようネジを切り直しています。



最初の写真のボルトと、この写真のボルトを比べていただくと分かりますが、オリジナルと違い、ボルトが内部まで入っています。



写真は収納状態ですが、内側のパイプ2本にも穴を開け、ボルトがつき通るようにしました。
この穴は使用状態でも同じで、使用状態(伸ばした状態)の位置にも穴を開けました。


何故最初のように締め付けるようにしなかったのか?
8mmのネジにしているのでチョウボルトが結構大きくなります。
オリジナルの状態でも、荷物の隙間に差し込もうとすると引っかかることがあったので、今回はチョウボルトを使うのを止めました。
そして、手で回しやすい形状のこのボルトを使いました。

パイプに穴を開けたことで強度が落ちますが、固い地面で無理をしなければ問題ないと思います。
また、締め付けが緩く落ちることを心配しなくていいので、ネジが擦り切れることもなく、長く使えると思います。

今回のように修理でボルトを太くすると、パイプの穴も大きくなります。
パイルドライバーを新しく買ったときに改造すれば、小さめの穴で済みますから、強度的にはお勧めです。
その時はネジを切りなおす必要はありませんが、オリジナルのチョウボルトを少し長いものに換える必要があります。


使うときは、ボルトがどこかに飛んでしまわないよう、ボルトを外してしまってから打ち込みます。
そのあと、伸ばした状態で固定して使います。
少々面倒になりますが、使用中の安心感には変えられないと思います。

パイルドライバーは嵩張らず便利ですが、ちょっと不安だった方、また壊れたまま放置してある方、こんな改造はいかがでしょうか。



スノーピーク(snow peak) パイルドライバー






スノーピーク(snow peak) パイルドライバーケース



関連記事