しばらくご無沙汰しておりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
岐阜市では、昨日昼過ぎから降り始めた雪が夕方から積もり始め、朝には20cm以上積もり、昼過ぎもなってもあまり溶けていません。
去年作った、テント内で使う、割れたときの
飛散防止電球(蛍光球)は100Wタイプの蛍光球を使っているため明るくていいですが、完全にリスクがないわけではありません。
そこで新たにLED電球を使って、上の写真のような照明器具を作りました。
この器具の目的は、テントの結露で濡れても安全なこと、たとえ何かにぶつけて割れても安全なことです。
今回準備したのは、左から防雨タイプの延長コード(5m 1280円)、コンセントに直接取り付ける電球ソケット(398円)、防雨タイプのスイッチ(1280円)、そして
防水・耐じん性能IP66のLED電球です。(アマゾンで送料0円 3654円)
現在市販されているLED電球全ての比較は無理ですが、防水で、電球色、明るいもの、そして外側がポリカーボネート製の条件で選びました。
今回は60Wタイプですが、多くの60Wタイプより明るく、防水性能も優れています。
点灯中の発熱も温かい程度で、ポリカーボネート製ですから、水がかかって割れることはありません。
ぶつけて割れてもヒビが入る程度で、ガラスと違い安心です。
このLED電球のメーカーさんのホームページを見ると水をかける実験の動画もあります。
このLED電球は使用可能気温が0℃から35℃とありますが、0℃以下で使用できないかメーカーさんに聞いたところ、内部に結露するリスクを考慮した表示だそうです。
0℃以下で使った場合完全に安全とは言えないまでも、自己責任で使うなら余程のことがない限り問題なさそうです。
逆に、35℃を超えるような高温での使用は寿命を短くするそうですが、夕方から夜にかけてテント内が35℃を超えることはないですよね。
夏の昼間、締め切ったテント内の気温が上がっても、点灯していない状態であれば問題ないそうです。
作業の最初は、LED電球にビニールテープを巻いて、マスキングします。
スイッチから伸びた右側のコンセントに下の写真の電球ソケットとLED電球を取り付けます。
シリコーンで塗り固めて、水が入らないようにします。
寿命は40,000時間ですから、外れなくても問題ありません。
ヒダの部分は放熱のためなのでシリコーンは使用しません。
それにこの電球、放射電磁ノイズがゼロなのは何となく気分がいいです。
この写真ではランタンスタンドを使っていますが、私の予定はテントに直接吊り下げます。
どちらにも共通する注意点は、矢印①の延長コードの接続点は、カバーを上にして水が溜まらないよう設置するのがいいと思います。
延長コードが外せなくていいなら、ここもシリコーンで固めた方が安全です。
矢印②は分厚いフエルトを巻いて接着して、カラビナを使っています。
サイトの電源からのコードは、私の場合はホットカーペットも使うため、普通の延長コードを使い、コンセント部分はビニール袋を被せます。
いずれにしても、感電などしないように自己責任でお願いします。
自宅で点灯した感じは、蛍光球に比べ、上方向が暗めで光が少々硬い感じはしますが、安全を考えるとこちらが良さそうです。
テントで使った印象は、また改めてご報告します。
防雨コードに関して
この照明を単独で使うなら、全てのコードを防雨型にすると安全だと思いますが、接続部分が緩い商品も見かけましたので、購入には注意が必要です。
また、防雨コードの接続部分は丸いため、サイトのコンセントボックスに入らないことがあると思います。(特にコードを2本使う場合)
丸い部分が外せるタイプの防雨コードが販売されていましたので、価格は高いですがいいかもしれません。
それでも、使えないと困りますので、初めてのキャンプ場に行く場合、普通の形状の延長コードも準備した方がいいと思います。
追記
真下の明るさをより明るくするならシェードをつければいいですが、嵩張るのは避けたいこと、私の場合はランドロックで使うので、より広範囲に明るくしたくて取り付けるのを止めました。
仮にシェードを付ける場合は、LED電球のヒダ状の部分は放熱用なので、ここが覆われてしまわないようにするなど注意が必要です。
2011年2月14日追記
雪中キャンプに出掛ける前に、矢印①の接続部分もシリコーンで固めました。
今回はそれほど結露はありませんでしたが、感電のリスク、破損のリスクがないことは、すごく安心できます。
また、このLED電球の明るさは充分で快適でした。